大韓航空機爆破事件

1987年の昨日、大韓航空機爆破事件で金賢姫らが逮捕された日でした。
この事件から１９年経つんですね・・・。

1987年11月29日に出発した、バグダッド発ソウル行き大韓航空機（乗客・乗員115人）が、ビルマ沖上空で爆発し、失踪した事件です。
同年12月１日に事前に同便を降りていた、日本旅券をもった男女２人がバーレーン警察に逮捕され、服毒自殺を図りました。
このうち生き残った金賢姫(キムヒョンヒ)（旅券名蜂谷真由美）が、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の指示で同便に爆破工作を行ったことを自供しました。
この金賢姫、「李恩恵」（리은혜 リ・ウネ）と呼ばれる女性（日本から北朝鮮の工作員に拉致された田口八重子さんとみられている）に教育を受け、実在の日本人名を使用し日本人になりすましていました。
彼女は裁判で死刑判決を受けましたが、遺族の抗議の中、政治的配慮から特赦されました。
特赦の理由については、北朝鮮当局からの強い要請によるもの、とされています。

翌1988年のオリンピック・ソウル大会をひかえて、韓国のイメージ・ダウンをねらったものと考えられています。
北朝鮮の考えることは、われわれ日本人の考えでは到底分からないことだらけですね。
生まれ育った環境が違うとは言え、こうも謎の多い国って北朝鮮とイラクくらいでしょうか・・・？