みなさんで雑学しましょう!
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文字通り、経費節約や風俗改正を目的として葬儀を簡素化することで、その当時の命令を薄葬令といっていました。
中国では古くから皇帝の遺言などとして公布されましたが、日本では大化の改新の際の持統天皇が著名でしょうか。 薄葬思想をひろげた持統天皇は、自分の葬儀に対して「政務は常のごとくにして喪葬のことはつとめて倹約に従え」といっていました。 薄葬思想は、中国の儒教的な徳治主義のながれをくみ、葬送に多大な財や労力を費やさず、一般庶民に過重な負担をかけないようにする考えです。 最初の薄葬令は、大化の改新の時代で646年に発令されています。 以前までは天皇の葬式は国をあげての行事で、膨大なエネルギーをついやしていました。 しかし、そのたびにかり出される民衆の生活は貧困を極めていました。 持統天皇はその窮状を憂い、薄葬令を具体化したのでした。 しかしこれは、公民を私用に動員するのを禁ずるのが目的で、薄葬令というより公葬令とみるべきだとの説もあるようですが・・・。 そして現在、わたしたちは深刻なデフレ時代に突入しています。 残された遺族の負担を察すれば、持統天皇の母なる思いをひきつぎ、薄葬思想をひろめる時期にきているのではないでしょうか。 何事も倹約すればいいというわけではないですが、豪華にして故人の貯めた財産を散財しなくても良いわけですし・・・。 PR |
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