忍者ブログ
みなさんで雑学しましょう!
[95] [94] [93] [92] [91] [90] [89] [88] [87] [86] [85]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

文字通り、経費節約や風俗改正を目的として葬儀を簡素化することで、その当時の命令を薄葬令といっていました。
豪華だったころの前方後円墳(仁徳天皇陵)
中国では古くから皇帝の遺言などとして公布されましたが、日本では大化の改新の際の持統天皇が著名でしょうか。

薄葬思想をひろげた持統天皇は、自分の葬儀に対して「政務は常のごとくにして喪葬のことはつとめて倹約に従え」といっていました。
薄葬思想は、中国の儒教的な徳治主義のながれをくみ、葬送に多大な財や労力を費やさず、一般庶民に過重な負担をかけないようにする考えです。
最初の薄葬令は、大化の改新の時代で646年に発令されています。
以前までは天皇の葬式は国をあげての行事で、膨大なエネルギーをついやしていました。
しかし、そのたびにかり出される民衆の生活は貧困を極めていました。
持統天皇はその窮状を憂い、薄葬令を具体化したのでした。

しかしこれは、公民を私用に動員するのを禁ずるのが目的で、薄葬令というより公葬令とみるべきだとの説もあるようですが・・・。

そして現在、わたしたちは深刻なデフレ時代に突入しています。
残された遺族の負担を察すれば、持統天皇の母なる思いをひきつぎ、薄葬思想をひろめる時期にきているのではないでしょうか。
何事も倹約すればいいというわけではないですが、豪華にして故人の貯めた財産を散財しなくても良いわけですし・・・。
PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
最新記事
(04/13)
(04/12)
(04/11)
(04/11)
(04/10)
最新TB
プロフィール
HN:
bakonen666
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(10/20)
(10/21)
(10/23)
(10/24)
(10/25)
フリーエリア
カウンター