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1914年の昨日、鹿児島の桜島が大噴火し、死者35名を出した日でした。

桜島
桜島、みなさんもご存知のように、鹿児島湾の奥部に位置する火山島で、周囲約48.2km、面積約73k㎡です。
1914年の大噴火(大正噴火)で溶岩が大量に流出し、瀬戸海峡を埋め尽くして大隅半島と陸続きとなりましたた。
かつては北西半部が鹿児島県桜島町だったのですが、合併に伴い現在では全域が鹿児島市に属します。
島のほぼ中央に北岳(御岳)1117m、中岳1060m、南岳1040mの主峰があり、各々が直径500m前後の火口を有し、南岳は現在も活動中です。
桜島の形成は第四紀(約2万2000年前)にできた姶良(あいら)カルデラの南縁に、約1万3000年前から新たな噴火活動が起こったことに端を発すると考えられています。
最古の噴火記録は764年のもので、〈麑島信爾村〉の海に新島(神造島)が形成されたといい、麑島は桜島を指すとも推測されています。
中世は向島と称され、文明年間(1469年-1487年)に大きな噴火があったようです。
近世は大隅国大隅郡に属し、向島郷、のち桜島郷として推移しました。
鹿児島藩主の湯治・狩猟などに利用され、特産物として大根・蜜柑・生蝋などが知られていました。
近世の噴火では、1779年の噴火(安永噴火)が最大で、多数の死者が出て、新島も形成されました。
明治の鎮静期を経て大正噴火が起こり、その後も断続的な噴火活動を繰り返し、現在に至ります。

僕は宮崎出身ですが、風向きによっては、桜島の火山灰が宮崎までやってくることもあります。
息の永い活火山ですね。
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