忍者ブログ
みなさんで雑学しましょう!
[122] [121] [120] [119] [118] [117] [116] [115] [114] [113] [112]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

1981年の昨日、癌が初めて日本人の死因の首位と発表された日でもありました。

癌は、植物や各種動物にもみられるのですが、ヒトでは胃癌、子宮癌、乳癌、喉頭癌、肺癌、肝癌、食道癌、直腸癌などがあり、臓器別の頻度(ひんど)は人種および性別により差があるようです。
日本人では一般に胃、肝臓などの消化器系の癌が多く、女性では特に子宮癌が多いのですが、近年肺癌が増加の傾向にあるようです。

癌は最近の日本人の死因統計では、脳血管障害、心疾患をこえ第1位なのです。
発生年齢は40歳以上が圧倒的に多いく、癌細胞の特徴としては、細胞核の大きさや形の異常、DNA量の変化、核小体の肥大、異常な核分裂像などがみられるようになります。
こうした変化を異型性変化というそうですが、同じ癌細胞でも、比較的分化した腺癌、扁平上皮癌から肉腫と区別が困難なほど未分化な単純癌まで差があり、一般に未分化なものほど異型性が強いらしいのです。

癌細胞は宿主からの栄養奪取とともに、ある種の毒素(トキソホルモン)をつくって悪液質という全身の衰弱状態をもたらします。
癌の原因はまだ明らかでないようですが、遺伝的素因があることは否定できないようで、外因としては、物理的刺激(放射線など)、化学的刺激(発癌物質)、ウイルス感染(癌ウイルス)などが考えられています。
癌細胞を攻撃しているNK細胞
診断は、一般にX線検査、CTスキャン、胃カメラその他の内視鏡、細胞診などによりますが、癌の治療には、外科療法、化学療法、放射線治療についで免疫療法が盛んに研究されています。
免疫療法には、腫瘍細胞ワクチンを免疫強化剤とともに患者に移入する能動的免疫療法、腫瘍細胞に対する抗血清、感作リンパ球、免疫RNAなどを患者に移入する受動的免疫療法、各種の免疫強化剤を患者に投与して、患者の免疫機能を非特異的に増強する非特異的免疫療法等があるようです。

アメリカのG.L.モートンらのBCG生菌、日本の山村雄一らのBCG-CWSなどが試みられているようです。
また、人型結核菌からつくられたワクチン(発見者の丸山千里にちなんで丸山ワクチンという)が治療薬として用いられていたのですが、1981年8月の薬事審議会で有効性が立証されないと判定され、医薬品としての認可が否決されたのでした。

もともと体内には、癌細胞を攻撃するNK細胞というものが白血球のなかに存在するのですが、なんらかの免疫力が低下すると、このNK細胞も減るので、癌がしんこうするわけです。
我が家の家系も、親戚に癌で亡くなっている人が数人いるので、早く有効なワクチンが出来上がるといいのですが・・・。
PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
最新記事
(04/13)
(04/12)
(04/11)
(04/11)
(04/10)
最新TB
プロフィール
HN:
bakonen666
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(10/20)
(10/21)
(10/23)
(10/24)
(10/25)
フリーエリア
カウンター